
グレース・ノールトン 無題
市役所公園
1987年7月13日~1988年3月31日
展覧会について
シティホール・パークの北西部に展示されている無題の作品は、グレース・ノールトン(1932年~2020年、ニューヨーク州バッファロー生まれ)による3つの球体で、人造石「デザインキャスト」で作られています。最大の球体は直径7フィート(約2メートル)で、翡翠色、黒、銀色に塗られています。他の2つの球体は、それぞれ直径5フィート(約1.5メートル)と6フィート(約1.8メートル)です。球体を覆う抽象的なドローイングの下から、デザインキャストのまだら模様の表面が見えます。
展示されている3つの作品は、ノウルトンの作品における最新の発展段階を表しています。画家として、ノウルトンは作品に立体感を求め、キャンバスにゴム製の形を貼り付ける計画を立てました。球体のアイデアは、ゴム製の形を貼り付けるための型を作るために粘土を使った作業から生まれました。
ノウルトンは当初、粘土の球体を空間のカプセルとして用いる実験を始め、その後、コンクリートやデザインキャストの球体を制作するようになりました。新しい素材を用いるたびに、ノウルトンの作品の焦点は変化していきました。コンクリートを用いる際、ノウルトンは形状とボリュームに最も重点を置いていました。本展で展示されているデザインキャストの球体は、ノウルトンが作品の表面性にこだわった点を反映しており、事実上「円形絵画」と言えるでしょう。


















